災害に強い情報通信ネットワーク 導入ガイドブック2024
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収集したデータを地図化し、災害対応に活用(2種類の利用態様で提供)① 地図機能(SOBO-WEB)② 情報流通機能(SIP4D※機能の社会実装)システム同士の連接により、災害情報の送受信が可能。図4-5 新総合防災情報システム地図情報の共有出典:内閣府(防災担当)ホームページよりhttps://www.bousai.go.jp/taisaku/soboweb/pdf/soboweb.pdfhttps://www.bousai.go.jp/taisaku/soboweb /pdf/soboweb.pdf※EEI: Essential Elements of Information図4-4 新総合防災情報システムとの情報連携(再掲)災害情報集約関連機関からの情報を集約政府は、「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(令和6年6月閣議決定)において、「防災」、「健康・医療・介護」、「教育」などをプラットフォーム整備に重点的に取り組む分野と位置付け、令和7年12月までを目標に防災デジタルプラットフォームを構築するため、その中核となる新総合防災情報システム(SOBO-WEB)の構築、災害対応基本共有情報の検討、防災IoTの実装等を推進しています。新総合防災情報システム(SOBO-WEB)は、国(関係省庁)・地方自治体・指定公共機関を利用対象者としており、国や地方自治体、指定公共機関等の災害対応機関が共有すべき特に重要な災害情報を集約し、災害情報を地理空間情報として共有するシステムです。災害発生時に災害対応機関が被災状況等を早期に把握・推計し、災害情報を俯瞰的に捉え、被害の全体像の把握を支援することを目的しています。また、取り扱う情報は、災害対応基本共有情報(EEI)として整理。令和6年度よりデータ構造等を調整できた情報項目から運用を開始し、最終的には、自動でシステムが情報の収集を行う機能を目指しています。(2) 新総合防災情報システム(SOBO-WEB)※ SIP4D:国立研究開発法人防災科学技術研究所が開発・試験運用する災害対応に必要な情報を組織を越えて迅速に共有するための機能を備えた「基盤的防災情報流通ネットワーク」。新総合防災情報システム(SOBO-WEB)に情報流通機能としてSIP4Dと同等の機能が実装されています。断水情報道路通行規制状況解析雨量降水短時間予報インターネット接続環境下の端末のWebブラウザより、専用URLに接続後、ID/PASSの入力でアクセス可能。専用端末不要でPC・タブレット・スマートフォンから利用可。等災害に強い情報通信ネットワーク導入ガイドブック20244. 防災デジタルプラットフォームの構築(1) 防災デジタルプラットフォーム18

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