災害に強い情報通信ネットワーク 導入ガイドブック2024
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南海トラフ2020年から30年間に震度6以上の揺れに見舞われる確率0%相模トラフ0.1%3%図1-1 大規模地震と予測確率日本海溝6%26%千島海溝100%近い将来、発生の切迫性が指摘されている大規模地震には、南海トラフ地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震があります。とりわけ、関東から九州の広い範囲で強い揺れと高い津波が発生するとされる南海トラフ地震と、首都中枢機能への影響が懸念される首都直下地震は、今後30年以内に発生する確率が70%と高い数字で予想されています。(図1-1参照)一方、平成28年熊本地震や令和6年能登半島地震は、比較的確率の低い地域における地震でした。見えない海底活断層やまだ知られていない大地震の発生要因など未知の要因もあり、たとえ確率が低くても大規模地震や地震に伴う津波や土砂災害への備えは必須といえます。日本海溝・千島海溝 周辺海溝型地震南海トラフ地震中部圏・近畿圏直下地震首都圏直下地震相模トラフ沿いの海溝型地震(1)大規模地震への備え内閣府防災情報ページhttps://www.bousai.go.jp/kyoiku/hokenkyousai/jishin.html全国地震動予測地図2020年版(令和3年3月)地震調査研究推進本部地震調査委員会https://www.jishin.go.jp/evaluation/seismic_hazard_map/shm_report/shm_report_2020/より作成出典災害に強い情報通信ネットワーク導入ガイドブック20241.大規模地震・津波のリスクⅠ.大規模災害等の教訓とリスク4

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