東北〜関東沖 30年以内にM7級の地震確率90%以上 防災ニュース

2019年2月27日

2月26日 地震調査研究推進本部は26日、東北から関東までの沖合にかけての日本海溝沿いで、マグニチュード7級の地震発生確率が今後30年以内で最大90%以上であると発表した。東日本大震災をもたらしたような巨大地震は起きないとしているが、強い警戒をよびかけている。

日本海溝とは、東北から関東の沖合にかけて陸側のプレートの下に海側のプレートが沈み込んでいるエリアを指す。このエリアではこれまでにも巨大地震が繰り返し発生している。

地震調査委員会委員長、東京大学地震研究所の平田直教授は「東北ではもう大きな地震は起きないと考えがちだが、マグニチュード7クラスの地震発生の確率は高く、津波や強い揺れへの備えを進めてほしい」と話している。


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