気象庁 大雨の予測向上へ新型スパコン導入へ 防災ニュース

2018年5月17日

517日 気象庁は台風や集中豪雨などの予測精度を大幅に向上させるため、新たなスーパーコンピューターを来月導入すると発表した。東京 清瀬市の「気象衛星センター」に設置され、来月5日の導入に向けて準備が進められている。

今回導入するスーパーコンピューターは従来のものと比較して10倍の計算能力を持ち、静止気象衛星「ひまわり8号」からの観測データに基づきいた高精度な大気シミュレーションが可能となり、台風の強度予測も約3割向上するという。

また来年以降、特定の5キロ四方ごとの雨雲の動きなどを予測するシステムの大幅な向上が見込まれており、次々と発生した積乱雲が強雨ももたらす「線状降水帯」の発生なども予測できる可能性が高まるという。気象庁は18年度予算の概算要求で、スーパーコンピューターの整備などに約41億円を盛り込んでいた。


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