火山灰を分析 大規模噴火の可能性は低い 防災ニュース

2019年8月9日

8月9日 7日の浅間山の噴火による火山灰を分析したところ、新しいマグマに関係する物質は発見されなかったと産業技術総合研究所の及川輝樹主任研究員らが発表した。

7日の夜に発生した浅間山の小規模噴火では、山の北東側の群馬県域内に火山灰が降った。及川輝樹主任研究員らのグループは降った火山灰を採取し顕微鏡などで分析し、火山灰のほとんどが火口付近の古い岩石の破片であることを確認した。

噴火以降目立った地殻変動も観測されていないことなどから、今回の噴火は新たなマグマが上昇して発生したものではないため、大規模噴火が発生する可能性は低いとした。


関連ニュース