緊急地震速報で新たな予測手法を導入 防災ニュース

2018年3月12日

3月12日 気象庁は3月下旬から新たな震度予測手法を導入し、より広範囲に緊急地震速報をだせるようにする。東日本大震災はマグニチュード9(最大震度7)を記録する地震だったが、多くの地域が緊急地震速報の発表から漏れたこともあり改善する。従来の地震計がとらえた揺れから震源と規模を予測していた手法では、東日本大震災のように震源域が広がっていく地震では対応できず、遠く離れた地域では緊急地震速報をだせなかった。
新しい予測手法は「PLUM法」と呼ばれ、震源や規模を想定せず、地震計のデータから直接各地の震度を予測するため、従来は漏れていた震源から遠い地域でも速報を出せるようになる。


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