2011 年の東北大震災から 5 年が経過し、地震や津波に対する防災や「地震予知」 の重要性に対する関心が薄れてきています。 さて、私たちは 2014 年に一般社団法人「日本地震予知学会」を立ち上げ、地震の 先行現象を集中的に研究し、地震の短期予知を目指しています。地震の短期予知とは、 地震の数日前から数週間前に「いつ、どこで、どの程度(マグニチュード)」の地震 が起こるかを予知することです。従来の地震学での中期予測「南関東でここ 30 年間 に M7 クラスの地震の起こる確率は 70%」とは、本質的に異なるもので、地震予知学 で取り扱う短期予知のみが人命や財源を救うものです。 電離層の擾乱は地震との因果関係がすでに確立しているなど、地震予知の最前線を 代議士の多くの方にも知っていただき、国防の情報としてその重要性をご理解いただ き、国政に生かしていただきたく存じます。
◼︎講演
(1)早川正士(会長) 「地震予知研究の最前線(日本地震予知学会の目指すもの。地震学との違い)」(30 分)
(2)長尾年恭(副会長) 「地震予知研究の世界の動向」(30 分)
(3)総合討論(質疑応答)(15 分)