3月20日 防災に関する情報提供の取り組みの一環として、国や都道府県が発表する予報・警報の高度化や、民間事業者の参入による充実を図るため、「気象業務法及び水防法の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。 近年の自然災害、特に気象災害の頻発化・激甚化を背景に、災害対応に必要な情報収集の充実化を図ることができるよう、国や都道府県による予報や警報の精度の高度化が求められています。また、国などの機関が行う予報を補完するための、局所的な予報のニーズも高まっています。気象の予報に関しては、「シングルボイス」といって、情報の発信源を気象庁ほかの国に単一化することにより、情報の信頼性を確保する必要がある観点から、これまで予報・警報は、国・都道府県の発表...
2月22日 京都大学などの研究グループが、日向灘で過去最大級の地震だったとされる1662年の地震が、従来推定されていたマグニチュードよりかなり大きく、エネルギーでいうと2.8倍に相当する巨大地震だった可能性があると発表しました。南海トラフで研究の進むスロー地震(プレート境界で発生する揺れに気づかない地震)の研究成果などを踏まえ、新たな断層モデルを設定し、調査したものです。 九州と四国の間に位置する日向灘にはフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界があります。駿河湾から東西に広くのびる南海トラフの西の端にあたり、繰り返し発生する大地震の影響を受けています。これまでの調査では、マグニチュード(M)7.0~7.5程度の地震の発生が高いとされていました。実...