<7月14日>7月10日(木)、東京を含む首都圏は猛烈な雨に見舞われ、河川の水位上昇や一部地域での浸水被害が発生しました。この日、前線や上空の寒気、気温の上昇等の影響によって全国的に大気が非常に不安定な状態となり、首都圏でも午後から、発達した積乱雲による落雷や激しい雨が頻発しました。 特に雨の勢いは記録的なもので、災害発生の危険度が高まるような短時間の大雨に発表される「記録的短時間大雨情報」は、同日、首都圏だけで計25回(埼玉県12回、群馬県6回、東京都・神奈川県各3回、山梨県1回)に上りました。実際に、場所によっては1時間に100mmを超える猛烈な雨となり、都心を流れる目黒川、神田川では一時、氾濫危険水位に達しました。 この大雨による報告も発生しており、目...
<7月9日>内閣府は、6月1日から災害対応車両登録制度を運用開始しました。この制度により、キッチンカーやトイレカーといった災害対応車両が平時からデータベース上に登録され、発災時に車両を必要とする被災自治体へ迅速に提供することが可能となります。 この制度の創設の背景には、令和6年能登半島地震での災害対応車両の活躍がありました。中央防災会議に設置された災害対応検討ワーキンググループの報告書にも、「防災道の駅」にキャンピングカーやトレーラーハウス等が設置され、災害対応従事者の宿泊場所として有用であったことが記載されており、平時からの登録制度の必要性が指摘されていました。 本登録制度における「災害対応車両」とは、発災時に避難所や仮設住宅もしくはト...