「全国地震動予測地図2018年度版」関東依然高確率、太平洋側で震度6弱以上の確率 高まる 防災ニュース

2018年6月26日

6月26日、地震調査委員会は、今後30年以内に震度6弱以上の地震発生確率を示した、全国地震動予測地図の2018年度版を公表した。最も確率が高いのは17年版と同様で千葉市が85%、続いて横浜市82%(前回81%)、となっており、都市圏では東京都庁は48%(前回47%)、名古屋市46%(前回同様)、大阪市は56%(前回同様)となっている。

千島海溝沿いで発生するプレート間巨大地震に考慮したため、北海道東部を中心に根室市78%、釧路市69%と、17年度版より高い確率が示された。

委員長の平田直 氏(東京大地震研究所教授)は、「確率が0%のところはどこにもなく、大阪北部地震のような震度6弱の地震は、どこでも発生する可能性がある」とし、耐震化や家具固定の大切さを改めて伝えた。

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