新潟・山形地震 断層にひずみ増加 防災ニュース

2019年6月26日

6月26日  東北大災害科学国際研究所は24日、マグニチュード6.7を観測した新潟県と山形県での地震について緊急報告会を開いた。

報告会の中で地震地質学の遠田晋次教授は、今回の地震により「震源に隣接する海底断層にひずみが加わった」としており、今後の警戒を呼びかけた。

政府は山形県から新潟県北部の沖合には、マグニチュード7.7の地震を引き起こす可能性のある海底断層「F34」があると推定している。遠田教授は今回の地震により「F34の中央部に断層運動を促進する力が増加したと考えられる」と話している。

また柴山明寛准教授は、屋根瓦の落下やブロック塀の倒壊が発生した件について、屋根瓦が未固定だったことやブロック塀の鉄筋不足を原因に挙げ、対策の必要性を訴えた。


関連ニュース