東京都で首都直下地震を想定した防災訓練 防災ニュース
2018年9月4日
9月4日 東京都と中央区、また港区は東京湾岸部を震源とする首都直下地震が発生し、震度6強の揺れを観測したという想定での防災訓練を実施し、関連機関や住民などが参加した。
今回の訓練では被災した住民の救出訓練や、警察や消防、自衛隊によるチェーンソーを利用した救出、またドローンを用いた上空からの状況確認などが行われた。緊急の医療救護所としてし利用される仮設テントも設置され、被災者の怪我の具合によって治療の優先順位を決める「トリアージ」のシミュレーションの手順の確認も行われた。
江戸時代以降、東京は何度かの大地震に見舞われており、2010年以降にも首都直下型地震について「30年以内に70%の確率で発生する」との発表もされており、事前防災の迅速な周知と対策が急がれている。
トリアージとは
災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めることです。災害時の医療救護に当たっては、現存する限られた医療スタッフや医薬品等の医療機能を最大限に活用して、可能な限り多数の傷病者の治療にあたることが必要です。