東松島 運動会に災害用マンホールトイレ 防災ニュース

2019年6月10日

610  宮城県東松島市では市内の小中学校の運動会で、マンホールトイレを使う取り組みを始めた。

マンホールトイレとは地中に下水道に直接繋がる排水管を通し、地上部分に便器や囲いを設置して使用する災害用の仮設トイレのこと。東日本大震災では大規模な断水により水洗トイレが使用できなくなった中、マンホールトイレが役立った事例も報告されている。

マンホールトイレの普及活動にともない、東松山市では子どもから高齢者まで多くの地域住民が集まる運動会に着目。運動会での使用を通じて防災意識を高めると同時に、マンホールトイレに慣れ親しんでもらう狙いがあるとのこと。

先月の市立矢本西小での運動会では、校内のトイレを閉鎖し、市下水道課の職員が中心となりマンホールトイレ8基を設置し開放した。今後同様の活動を中学校の体育祭にも広げていく予定となっている。

(※画像はイメージです)


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