福岡、佐賀、長崎で大雨特別警報、トヨタ・ヤマト・パナソニックは操業停止 防災ニュース

2019年8月29日

8月29日 8月28日、九州北部では秋雨前線の活発化による影響で記録的な大雨となった。気象庁は同日午前5時50分に福岡、佐賀、長崎各県に対し大雨特別警報を発表し、「直ちに命を守るために最善の行動を取るように」と伝えた。同庁によると、対馬海峡付近に秋雨前線が停滞し、暖かく湿った空気が流れ込んだことで積乱雲が発生し、福岡、佐賀、長崎の3県に雨を降らせ続ける線状降水帯が発生し、大雨をもたらしたという。28日、佐賀市では1時間に110ミリ、24時間雨量は400ミリ前後と平年8月のおよそ2倍の雨が降り、2名死亡、1名が意識不明の重体となっている。
大雨の影響で、ヤマト運輸や佐川急便では集荷・宅配の停止や遅延が発生し、トヨタ自動車は宮田工場(福岡県宮若市)の操業停止、パナソニックはパナソニックデバイス佐賀(佐賀県大町町)の操業を一時停止した。
気象庁は午前5時50分に特別警報を発表し、午後2時55分に解除している。


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