関空 新たなBCP訓練を初公開 防災ニュース

2019年7月19日

719  関西国際空港を運営する関西エアポートは18日、新たな事業継続計画(BCP)に基づく訓練を初めてメディアに公開した。訓練は大規模な台風が直撃し連絡橋が破損、利用客がターミナルに取り残されたという、昨年9月の台風21号による被害状況に近い想定で行われ、空港職員や地元消防から約180名が参加した。

訓練では個人情報を記入するカードを配布し、高齢者などを優先的に避難誘導する流れの確認や、多言語拡声器を利用した外国人観光客向けの呼びかけも行われた。

これまでのBCPは地震や津波など災害ごとに定められていたが、新たなBCPでは原因を問わず停電などの18項目の機能喪失ごとの復旧プランが盛り込まれている。


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