防災重点ため池 全国に6万箇所余 防災ニュース

2019年6月12日

612  昨年の西日本豪雨でのため池の相次ぐ決壊を受け、農林水産省は優先的に対策を講じる「防災重点ため池」の新基準に該当するため池が全国に6万箇所余りとなったと発表した。

昨年の西日本豪雨では、広島県などで30箇所以上のため池が決壊し大きな被害を引き起こした。そのため農林水産省は自治体が優先的に対策を講じる「防災重点ため池」の基準を見直し、新たに4つの基準を設けていた。

この新たな基準に沿って再選定を行なった結果、全国の4割弱にあたる6万箇所余りが対象となった。都道府県別では兵庫県が最多となっており、次いで広島県となっている。

今後農林水産省は防災重点ため池を対象に各自治体などと連携し、堤防の補強などを進めるとしている。


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