南海トラフ 国が対策ガイドライン公表 防災ニュース
2019年4月3日
4月3日 国は南海トラフ地震発生の可能性が高まったときに出される「臨時情報」へ対応するための対策ガイドラインを公表した。
ガイドラインの中では、震源域でマグニチュード8クラスの地震が発生し、次の地震への警戒が必要な場合、最初の地震で被害がなかったとしても、一部の住民は1週間、事前に避難することなどが盛り込まれた。
このガイドラインについては、地震発生の正確な予測はできないため、「地震に備えつつ、通常の社会活動をできるだけ維持することが基本」としており、事前の防災活動に重きを置いた内容となっている。
名古屋大学の福和教授は「建物の耐震化など普段の備えができていれば、臨時情報が出されたときにも適切に対応することができる。このガイドラインをきっかけに事前に対策してほしい」と話している。