“屋内で浮いて助かる”水災害時の新発想の要支援者向け救命用具PUKA 防災製品情報
2020年8月17日
8月17日 最近の集中豪雨による河川の氾濫で、屋内への急激な浸水があり身動きが取れなくなった要介護高齢者や障がい者の方々が水に呑まれて死亡する災害が増えています。2016年台風10号による洪水により岩手県岩泉町高齢者施設「楽ん楽ん」で9名の方が亡くなった例や、今年2020年7月5日、熊本県球磨川の氾濫により介護施設千寿園の中で14名の方が亡くなった例です。
また、2011年に発災した東日本大震災では、要支援者を津波から避難させようと本人のみならず多くの家族や協力者が命を落としました。東北には津波が迫った時にはてんでんバラバラに逃げるべきという言伝え「津波てんでんこ」があります。救助する方も救助される方もできる限り命を守るため万全を期すということです。それが水上に垂直避難させる救命用具担架ボートPUKAです。水害に関して屋内で浮いて助かるという全く新しい発想の救命用具です。
津波の恐れがある地域では、防潮堤や避難塔の建設、避難ビルの指定等の対策が進められています。しかし、どうしても対策が立てられないのが要介護者等である要支援者への対策です。一般的な方法は要支援者を避難場所や避難所に避難させるという対策です。しかし現実的には、要支援者の避難に時間と労力がかかること、特に数十人の要支援者が入所する介護施設や病院では夜間や早朝など限られた数人で対応しなければならないこと、また避難所が近くなかったり、福祉避難所はさらに遠方だったり、そして特に多いのが近所が集まる避難所には本人は行きたがらずに避難を拒絶する場合もあるということです。
今後、発生するといわれる東海・東南海・南海トラフ地震では、関東・東海・中部・近畿・四国・九州の沿岸部で、30万人以上が亡くなるとされ、その殆どは大津波が原因であるとされています。水害に対して自力で避難できない方が独居である場合、家族と同居の場合、介護施設や病院に入っている場合、水害時の垂直避難の救命用具担架ボートPUKAは必需品です。
水害の危険性が増した場合、担架ボートの膨張は、電動ブロワの場合一台30秒、足踏みブロワでも3分。もし施設の要支援者が20名の場合、所要時間は10分間。また要支援者が乗っても担架として運べ、また浮力が200kgなので一般の要救助者をそのまま浮かべて移送できます。
水害時要支援者向け救命具「PUKA」の特徴は、
①持ち手があってラクに運べる ②担架兼垂直避難用ゴムボートになる
③セッティングも短時間で簡単 ④しっかりした素材で浮力も200kgある
⑤一般の要救助者も救命ボートを待たずに退避できる
⑥スポーツバック並みのバックに収まる大きさ
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【会社紹介】
株式会社コミュニティネットは、元気な内から入居して介護が必要になっても自分らしく暮せるサービス付き高齢者向け住宅「ゆいま~るシリーズ」を全国13拠点に展開しています。私達は、居住者同士が助け合い、支え合い、地域社会とも繋がり、高齢期の人生を健康でいきいきと過せるコミュニティづくりを共に考え、提案し、実行します。この取組の中で、時代の要請に応えた、様々な先駆的チャレンジを組込ながら進めていきます。