平成30年の土砂災害件数 過去最多 防災ニュース
2019年4月2日
4月2日 国土交通省が発表した統計によると、昨年に発生した土砂災害件数は3,457件に達し、集計を開始した昭和57年以降で最多となった。
このうち2,581件が西日本豪雨により発生しており、新潟中越地震と台風23号により大きな被害を受けた平成16年の年間件数である2,537件(これまでの過去最多)を一つの災害で上回った計算となる。また集計開始後の平均件数と比較すると、平成30年は約3.4倍の件数となっている。
都道府県別では広島県が1,243件と最多となっており、次いで愛媛県(413件)、北海道(237件)となっている。
国土交通省は「砂防えん堤」の整備を進めるとともに、住民には大雨の時期には早めの避難を心がけるよう呼びかけている。