新潟・山形地震 津波わずか5分で到達 防災ニュース
2019年7月10日
7月10日 先月の18日に発生した新潟・山形地震について、津波の第1波が沿岸に到達したのが発生からわずか5分後であったことが分かった。専門家は危険性の再認識と素早い避難行動の重要性を訴えている。
午後の10時22分に発生した地震による津波は、5分後の午後10時27分には第1波が鶴岡市鼠ケ関に到達、午後10時34分には11センチの最大波を観測した。気象庁は新潟と山形、また石川県の一部に津波注意報を出していたが、鶴岡市は震源が陸に近かったこともあり避難勧告ではなく避難指示を出すなどの対応を行った。
【避難勧告】
住民に立ち退きを勧める促すもの。
【避難指示】
被害の危険が迫った際に発せられるもの。「避難勧告」より拘束力は強いが、指示に従わない住民への強制までは行わない。