いまどきの避難対策、できていますか? 防災ニュース

2021年9月13日

9月13日 静岡県熱海市の土石流災害から2カ月がたちました。避難所となっていたホテルの滞在期限が8月31日までだったのですが、新たな住まいを確保できていない人が多く、熱海市は避難所の延長を9月15日まで延長し、行き先がまだ決まらない人達の支援にあたっています。

現在、避難所の運営については、新型コロナウイルス感染症への対策も必要になっていることから、市町村がはじめに想定した施設だけでは対応しきれない問題が各地で発生しています。現実的な対処法として、熱海市の例のようにホテルなどの民間施設と連携したり、在宅避難やテント泊、車中泊などを想定したりと、さまざまな方法で避難生活の支援を考えるようになってきました。

政府は2020年から「新型コロナウイルス感染症対策に配慮した避難所開設・運営訓練ガイドライン」をまとめました。2021年6月に第3版が出されています。このガイドラインは自治体向けですが、コロナ禍での災害対応に大事な対応や備えるべき事柄が要領よくまとめられており、民間企業や地域団体などの組織でも参考になります。

ガイドラインには、感染症対策に必要な装備や物資、着脱方法、避難者受け入れ、受付レイアウト、健康な人のスペースレイアウト、発熱や咳のある人などの専用室のレイアウト、消毒、換気、避難者への情報発信、物資受け入れ・配布、車輌避難者対応などの対応のポイントが記載されています。公的な施設の避難所運営だけでなく、家族と在宅避難したり、職場で災害対応にあたったり帰宅困難になったりしたときの対処や備蓄の目安として参考にしてみてください。

内閣府「新型コロナウイルス感染症対策に配慮した避難所開設・運営訓練ガイドライン」第三版、令和3年6月16日より

 

地震に風水害、感染症。人の力でコントロールできない大きな力が命と経済を脅かしにやってきます。今このときに被災したらどう行動するか、その行動のために今日から何にそなえたらよいのか。
家族や職場の対策をいまいちど見直し、「難から逃れる」対策を話し合っておきましょう。

防災ログ事務局:南部優子


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