2022年の梅雨入りは平年より早めの予測 大雨に備えよう 防災ニュース
2022年5月20日
5月20日 気象庁では、2022年の梅雨入りと梅雨明けの速報値を発表しています。
5月4日ごろ沖縄地方が、また11日ごろ奄美地方が、梅雨入りしました。
沖縄は平年より6日、奄美は1日、早い梅雨入りとなりました。日本気象協会の発表によると、2022年の梅雨入りは、九州から東北にかけて平年より早めの予想となっています。
・九州南部 5月27日ごろ
・九州北部 6月1日ごろ
・四国 6月2日ごろ
・中国、近畿、東海 6月3日ごろ
・関東甲信 6月4日ごろ
・北陸 6月8日ごろ
・東北南部 6月9日ごろ
・東北北部 6月12日ごろ
気象庁の予測するこの先1か月の降水量は、沖縄・奄美が平年より多めとなっており、梅雨の時期と重なって大雨への警戒が必要です。また九州南部も平年並みか平年より多い予想のため、梅雨入りのタイミングで大雨になる可能性があります。
気象庁では梅雨入りは予想ではなく、梅雨入りしたことを発表します。梅雨の時期は、梅雨前線が活発になり、累積雨量が高くなって地盤がゆるんだり、集中豪雨で排水が追いつかずに浸水被害が発生したりと、大雨被害が起きやすくなります。
あらかじめ大雨対策を講じることができるよう、気象庁では天候の経過と1週間先の予報をもとに、「梅雨入りしたとみられる」と発表します。以前は明確に「◯日に梅雨入り」と表現されていましたが、現在は「◯日ごろ」というかたちで発表されます。
いよいよ本格的な出水期に入ります。大雨への備えはできていますか? 雨が降ってしまってからでは準備が間に合いません。職場や家庭で集中豪雨や長雨大雨などの対策を今一度見直し、周囲と話しあっておきましょう。
気象庁 梅雨入りと梅雨明けの速報値
https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html
防災ログ事務局:南部優子