中小企業の事業継続力強化計画認定制度「ジジョケイ」知ってますか? 防災ニュース

2022年6月14日

6月14日 中小企業の策定した防災・減災の事前対策計画を経済産業省が認定する制度「事業継続力強化計画」をご存知でしょうか。認定を受けた中小企業は、税制措置や金融支援、補助金に加点されるなど、優遇措置が受けられます。

事業継続力強化計画(通称「ジジョケイ」)は、中小企業にとってハードルが高めだとされる従来のBCP(事業継続計画)より取り組みやすい計画をと、2019年7月に制度が創設されました。A4用紙4枚程度の簡単な申請となっており、2022年1月末までの累計で3万8千件を超える計画が認定されています。中小企業が単独で取り組む「事業継続力強化計画」のほか、大企業などを含む複数の企業が連携して取り組む「連携事業継続力強化計画」の認定を受けることもできます。

事業継続力強化計画・連携事業継続力強化計画の認定を受けると、認定ロゴマークを使用することができ、中小企業防災・減災投資促進税制の措置を受けることが可能となります。この税制は、2019(令和元)年7月16日から2023(令和5)年3月31日までの間に認定を受けた事業者が認定を受けた後1年のあいだに対象設備を取得した場合に特別償却20%の措置を受けることができるものです。

税制措置を受けられるのは今年度中に計画を策定し認定を受けた事業者に限られます。まだの方は、ぜひこれを機会に計画を策定しましょう。中小企業庁のホームページに、制度の解説や、事業継続力強化計画策定の手引き、Q&A集、申請に関する全国の問い合わせ先がまとまっています。ご活用ください。

<中小企業庁 事業継続力強化計画のページ>
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/antei/bousai/keizokuryoku.htm

画像:中小企業庁 事業継続力強化計画の手引き・ロゴマーク
 

防災ログ事務局:南部優子


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