秋の夜長は防災クイズ&ゲームで 防災ニュース

2022年11月21日

11月21日 災害は突然やってきます。いざというときに迷わず判断できるよう、日頃からシミュレーションして対応を考え、防災の知識を積み上げる訓練などをしておく必要があるのですが、その際、基礎知識を積み上げたりイメージをふくらませたりするのに有効なのが、クイズやゲームです。本格的に行う訓練やトレーニングの合間に、気軽に楽しめるクイズやゲームを折り込んでみてはいかがでしょうか。本記事では、自治体などが公開し、無料で利用できるクイズ・ゲームや防災教材をご紹介します。

■救急科専門医監修JSTプロジェクト ジュニア向け災害医療教材「災害医療クエスト」
ゲーム感覚で災害時の医療処置を学ぶ、小中学生向けの学習教材です。AR技術を使ったゲーム、クイズなどがあり、アプリをスマートフォンやタブレットにダウンロードし、ARマーカーとなるイラストや図面をプリントアウトするとクエストが開始されます。大人数でも楽しめるため、防災イベントなどの行事でも使えます。小学3年生からですが、低年齢の子どもでも保護者と一緒に楽しむことで、大人も学べるようになっています。
http://www.disaster-medutainment.jp/teaching_materials_for_junior/

■神戸市 KOBE防災ポータルサイト 防災×クイズ・ゲーム
防災の豆知識を増やすことのできるミニクイズなどが掲載されています。初級・中級・上級編で構成された防災クイズもあり、気軽に楽しむことができます。
https://www.kobe-sonae.jp/study/cat01/

■東京消防庁 キッズコーナー みんなの防災クイズ
小学校低学年、中学年、高学年のレベル別に防災クイズが掲載されています。中学年と高学年のクイズはさらに、地震、火災、生活事故の3つのテーマに分かれ、それぞれ10問ずつ用意されています。
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/kids/bquiz/index.html

■徳島県「e-防災ゲーム」
県が開催した「e-防災ゲーム」アイデアコンテストの入賞作品を活用し、開発されたゲームです。地震発生から避難所への避難、避難所生活を乗り越えるストーリーで、小学生、中学生、大人のレベルがあり、どんな年代の人でも楽しみながら学ぶことができます。
https://anshin.pref.tokushima.jp/docs/2022091500021/

■神戸市 ダイレクトロード
ジグゾーメソッドという学習手法に着目し、神戸市消防局職員が開発したカードゲーム型の訓練教材です。地震が発生した際の災害対応に必要な行動や考え方を、参加者同士で協力しながら学んでいきます。事前の防災知識や座学は不要で、中学生以上から楽しむことができます。ベーシック(南海トラフ地震・津波)、内陸地震版、ソーシャルディスタンス版があります。
https://www.city.kobe.lg.jp/a10878/bosai/shobo/bousai/directroad.html

■香川県 災害伝承かるた・ゲーム
香川県で発生した災害に関する言い伝えや体験談、教訓をカルタにしたものです。通常のカルタ(読み札を読み上げ、絵札を取る遊び)として遊ぶ方法のほかに、絵札の裏面に記載された解説を読みながら絵を描いて店あい、正解の読み札を当ててもらう遊び方が紹介されています。
https://shikokubousai88wa-t.amebaownd.com/pages/6232847/page_202207021004

■国土交通省 防災教育ポータル
国土交通省が防災教育に関する全国の取組を整理し、紹介しています。学年別・分野別の事例を整理した教材集や、写真やイラストなどの素材、手引、コラム、防災教育の支援に関する問い合わせ窓口などがあり、随時更新されています。
https://www.mlit.go.jp/river/bousai/education/index.html

■総務省消防庁 防災・危機管理eカレッジ
子ども向けと一般向けにわかれ、動画コンテンツが用意されています。子供向けには、台風、地震、津波、火災の事象別、一般向けには、自然災害(風水害、地震津波、火山雪害)、火災、自助、共助と、メニューが充実しています。
https://www.fdma.go.jp/relocation/e-college/

防災ログ事務局:南部優子


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