トルコで大規模地震発生 防災ニュース

2023年2月7日

2月7日 トルコで大きな地震が発生しました。2023年2月6日10時17分頃、中東のトルコ(北緯37.2度 東経37.0度、地震の深さ)で、マグニチュード7.8の地震が発生しました(震源は米国地質調査所国立地震情報センター:USGS,NEICより)
また、地震発生からおよそ9時間後の19時24分頃、ほぼ同じ場所(北緯38.0度 東経37.2度)で、再びマグニチュード7.5の地震が発生しました。激しい揺れにより多くの建物が倒壊し、トルコとシリアの2国をあわせて多くの死者・負傷者が発生しています。トルコやシリアで、死者が3700人を超えたとされています(7日7:17現在、NHKニュースより)。レンガを積んだだけの古い建物が多く、この地震による救助活動を支援するため各国から救助チームなどを派遣しています。日本からは救助活動にあたる国際緊急援助隊が第1陣として6日深夜、イスタンブールに向かいました。

トルコは、日本と同様プレートが重なりあう場所に位置し、マグニチュード7クラスの規模の地震がくりかえし発生しています。今回の地震はその中でも大きな地震となりました。阪神・淡路大震災や熊本地震のときの規模はマグニチュード7.3でした。マグニチュードは地震の規模(エネルギーの大きさ)を示したもので、マグニチュードが0.1上がるとエネルギーは約1.41倍、今回のトルコ地震(マグニチュード7.8)と比較すると0.5上がることになり、エネルギーは約5.6倍になります。かなりの大きさだったことがうかがえ、被害の全容が判明するまで時間がかかる可能性もあり、今後の状況が気になります。

写真出典:気象庁 遠地地震に関する情報 2023年2月6日10時17分頃

防災ログ事務局:南部優子


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