自衛隊統合防災演習の開始、災害対策能力の維持向上へ 防災ニュース
<7月22日>7月14日(月)から18日(金)にかけて、防衛省統合幕僚監部において令和7年度自衛隊統合防災演習が実施されました。統合防災演習は、各種災害における自衛隊の統合運用能力及び関係機関との連携要領を演練し、災害対処能力等の維持・向上を図るものです。この演習は総合防災演習大綱に基づいて毎年必ず実施されています。令和6年度は日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震を、令和5年度は南海トラフ地震を対象としており、今回は首都直下地震を対象とした演習となりました。今回の演習は統合司令部発足後初の演習となり、およそ14,000名の自衛隊員が参加しました。他にも内部部局や各幕僚監部を含む機関、その他防災関係機関や在日米軍、オーストラリア軍とも協力して実施されました。本訓練は、首都直下地震を想定した「防衛省災害対策本部会議」の様子が報道陣に公開されたり、自衛隊東京地方協力本部を通じた演習見学が実施されたりなど、国民が見ることのできる機会も用意されているため、国が災害時においてどう動くかを知ることのチャンスとして利用してみるのもいいかもしれません。
参考文献
令和7年度自衛隊統合防災演習について、統合幕僚監部
https://www.mod.go.jp/js/pdf/2025/p20250707_01.pdf
総合防災訓練大綱、内閣府
https://www.bousai.go.jp/taisaku/sougou.html
自衛隊の統合訓練、自衛隊統合幕僚監部
https://www.mod.go.jp/js/activity/training.html
自衛隊防災演習見学、自衛隊東京地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/tokyo/event2/0716_bousai.html

令和6年度の自衛隊統合防災演習の様子 出典:自衛隊統合防災演習 フォトギャラリー