全国地震動予測地図2017年版 お知らせ

2017年4月28日

4月28日

地震調査研究推進本部地震調査委員会は、2011年東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日・マグニチュード9.0)の発生を受けて指摘された確率論的地震動予測地図の諸課題のうち、特に大規模・低頻度の地震を考慮するための検討等に重点的に取り組み、その成果をまとめて、2014年12月に「全国地震動予測地図2014年版~全国の地震動ハザードを概観して~」を公表した。その後、2015年4月に公表された「関東地域の活断層の長期評価(第一版)」等の新たな知見に基づいて全国地震動予測地図を更新し、2016年6月に「全国地震動予測地図2016年版」として公表した。
その後約1年間が経過したことや、2016年7月には新たに「中国地域の活断層の長期評価(第一版)」が公表されたことから、この間に得られた新たな知見に基づいて全国地震動予測地図を更新し、「全国地震動予測地図2017年版」として公表する。

以下から、「全国地震動予測地図2017年版の概要」「地図編」「手引・解説編」「レシピ」等の各冊子(PDF形式)をダウンロードすることができます。

全国地震動予測地図の詳細なデータや関連情報は地震ハザードステーション(J-SHIS)をご参照下さい。


 

◆今回の更新ポイント4点

    1. 1. 震源断層を特定した地震の強震動予測手法(「レシピ」) 関東地方を対象に新たに検討した浅部・深部統合地盤構造モデルにも対応出来るように、 「震源断層を特定した地震の強震動予測手法(「レシピ」)」の第2章「地下構造モデルの作成」 の内容を見直した。なお、浅部・深部統合地盤構造モデルの詳細に関しては、別途、「関東地 方の浅部・深部統合地盤構造モデルの説明資料」にまとめ、公表することとした。

 

    1. 2. 確率論的地震動予測地図 「全国地震動予測地図2016年版」に対して、更新過程による地震発生確率の評価基準日を 2017年1月1日に変更し、「中国地域の活断層の長期評価(第一版)」(地震調査委員会、2016) を反映した地図を公表すると共に、「確率論的想定地震」を新たに提示して防災科学技術研究 所の地震ハザードステーションJ-SHISにて公表することとした。

 

    1. 3. 震源断層を特定した地震動予測地図(シナリオ地震動予測地図) 「中国地域の活断層の長期評価(第一版)」によって新たに評価された活断層帯を対象に、 簡便法(距離減衰式を用いた方法)により、震源断層を特定した地震動予測地図を作成した。 併せて、それら中国地域の活断層帯のうち長期評価による断層長さが20km以上の断層帯、お よび、新たにまとめられた「関東地方の浅部・深部統合地盤構造モデル」を用いて地震動予 2 測結果を更新することが可能となった活断層帯については、詳細法(ハイブリッド波形合成 法を用いた方法)により、震源断層を特定した地震動予測地図を作成した。更に、従来から の震度分布の地図に加えて、「震度曝露人口」の地図を新たに提示した。

 

  1. 4. 全国地震動予測地図の手引・解説 「全国地震動予測地図2014年版」の手引編・解説編を更新した上で、別冊の「全国地震動 予測地図 手引・解説編 2017年版」として独立させた。

 

出典:「全国地震動予測地図2014年版」(地震調査研究推進本部)
http://www.jishin.go.jp/agreement/


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