経団連、オフィス向け/製造事業場向け「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を作成 コラム

2020年5月23日

5月24日 日本経済団体連合会(経団連)は、5月14日、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」や、専門家会議の分析・低減などをふまえ、オフィスや製造事業場向けの予防対策を行うためのガイドラインを作成しました。
https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/040.html

ガイドラインには、緊急事態宣言下だけでなく、緊急事態宣言が解除された段階でも、新型コロナウイルス感染症のリスクが低減して従業員の健康と安全・安心を十分に確保できる段階になるまでの間に参考にするべきものとして、感染防止の基本的な考え方や具体的な対策が示されています。

ガイドラインは「オフィス向け」と「製造事業場向け」の2種類あり、具体的な対策として以下の項目に分けて行動のポイントが記されています。製造事業場の管理部門はオフィス向けを参考にするとよいでしょう。
(1)感染予防対策の体制の整備
(2)健康の確保
(3)通勤
(4)勤務
(5)休憩・休息スペース
(6)トイレ
(7)設備・器具
(8)オフィス/製造事業場への立ち入り
(9)従業員に対する感染防止策の啓発等
(10)感染者が確認された場合の対応
(11)その他 保健所との連携

その他のガイドラインとしては、全日本トラック協会が運輸関係の「トラックにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を作成しています。
http://www.jta.or.jp/info/coronavirus_guideline.html

徐々に経済活動が解除になってくると、ついこれまでのように動こうとしてしまいがちですが、感染予防対策がおろそかだと再流行を招き、活動低下を引き起こします。ガイドラインを参考に、慎重な次行の再開を計画し、復旧させていくようにしましょう。

防災ログ事務局:南部優子


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