8月から9月までの一連の風水害を「激甚災害」に指定する見通し 防災ニュース
2019年10月4日
10月4日 台風の被害対応などを検証するため、10月1日に衆議院災害対策特別委員会が閉会中審査を開きました。
武田良太防災担当大臣は、千葉県の大規模停電など大きな被害をもたらした台風15号のほか、宮崎県延岡市で竜巻に伴う被害をもたらした台風17号、佐賀県などの記録的豪雨など、今年8月から9月に発生した風水害について、激甚災害に指定する意向を明らかにしました。
指定される見込みの災害は、台風第10号、第13号、第15号および第17号を含む本年8月から9月の前線等に伴う大雨による災害です。これらを一連の災害として扱い、激甚災害に指定するもので、近く閣議決定される見通しです。
激甚災害制度は、被災地域に対する特別の助成を行うことが特に必要と認められる災害について、激甚災害として指定した上で災害復旧事業等に係る国庫補助の特別措置等を指定するものです。指定されると、県や市町村が行う災害復旧事業等への国庫補助のかさ上げや中小企業事業者への保証の特例など、特別の財政援助・助成措置が講じられます。
防災ログ事務局:南部優子