冬場にも注意したい感染症 ~被災後の身体とこころのケア~ コラム
2019年11月11日
11月11日 関東・東北に大きな被害をもたらした台風19号から1ヵ月。被災地ではまだ傷の癒えない中、冬の足音が近づいています。被災生活の中で気をつけたいものに感染症があります。感染症は熱中症とあわせた夏場の問題と思われがちですが、実は冬にもインフルエンザやノロなどのウイルスが猛威をふるいやすく、注意が必要です。
被災後の生活では、不自由な生活から食事のバランスが崩れたり、運動量が減ったりしがちです。また、さまざまなストレスがかかり、不安からぐっすり眠れないなどの心理的な状態も不安定になりがちです。このため、体全体の免疫力が下がり、普段なら抵抗できる最近やウイルスにも感染してしまう可能性が高くなります。
感染症対策として、次のようなことに気をつけて過ごしましょう。
・いつもより少し意識して手を洗い、消毒する
・外出時はマスクをつける
・いつもより少し意識して歯磨きする
・食事や歯磨きのときにいつもより大きく口を動かしてみる
・夜寝る前、起きる前などに足首をくるくると動かす
・大きく伸びをして、深呼吸する
「世界の医療団」というNGOが、次のようなPDFを作成しています。ぜひ参考にしてみてください。少しでも心を軽く被災生活を乗り切れるよう、心よりお祈りします。
「被災後の身体とこころのケア」
https://www.mdm.or.jp/mdm/cont/uploads/2019/11/MdM_care_afterdisaster_fnl2.pdf
「こころがすこし楽になる3つのコツ」
https://www.mdm.or.jp/mdm/cont/uploads/2018/07/MdM_Kotsu-poster1.pdf
「眠りのコツ実践講座」
https://www.mdm.or.jp/mdm/cont/uploads/2018/07/MdM_nemuri-poster.pdf
「感染症を防ぐために」
https://www.mdm.or.jp/mdm/cont/uploads/2018/07/MdM_infection_control.pdf
防災ログ事務局:南部優子