1月15日~21日は「防災とボランティア週間」 この機会に災害伝言サービスを体験してみよう コラム

2020年1月14日

1月14日 地震や気象災害などで大きな被害が出ると、たくさんの人たちが被災地へ駆けつけます。自衛隊や消防・警察などの救助部隊や道路・ライフラインなどの復旧部隊だけでなく、数十万人にもなる膨大な避難者を支援するため、大勢の一般の人たちも災害ボランティアとして支援に入り、さまざまな活動を行います。

災害ボランティア活動が広く認識されるようになったのが、今から25年前の1月に発生した阪神・淡路大震災でした。

そして、この震災をきっかけとして、災害ボランティア活動や地域での防災活動についての認識を深め、災害への備えを強化することを目的に、「防災とボランティアの日」(1月17日)と「防災とボランティア週間」(1月15日~21日)が設定されました。

防災とボランティア週間には、各地で講演会や講習会、展示会などの行事が行われます。また、この期間中、災害時に安否確認ができる災害用伝言サービスの体験利用ができます。

災害用伝言サービスは、災害発直後の通信規制などで情報が混乱する中でも家族や友人・知人の安否を確認したり、避難場所を連絡しあったりできるサービスで、固定電話・携帯電話・インターネットの各種通信手段を使って、被災地の人が音声や文字を登録し、遠隔地にいる人がアクセスして確認できるようになっています。

<災害用伝言サービス>
・災害用伝言ダイヤル(171):固定電話・携帯電話・PHSなどの電話番号へ音声を登録・確認
・災害用伝言板:携帯電話・PHSのインターネット回線を使って文字を登録・確認
・災害用伝言板(web171):パソコンやスマートフォンから電話番号へ文字を登録・確認
・災害用音声お届けサービス:スマートフォンの専用アプリにより、音声メッセージを送信

災害用伝言サービスはNTTやドコモ、au、ソフトバンクといった各種キャリアから提供されています。最近はスマートフォンのアプリになっている音声サービスも出ています。
1月15日~21日は、ぜひ家族や友人と伝言サービスを試してみてはいかがでしょうか。

防災ログ事務局:南部優子


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