熱中症の季節がやってくる ~気象庁、高温注意情報の提供を開始 コラム

2020年4月28日

4月28日 感染症対策により自宅で過ごす時間が長くなっています。通信環境などの机周りに注意を払っている人も多いことでしょう。これからの季節、注意しておきたいのが熱中症です。室内の気温・室温管理にも十分気をつけておく必要があります。

熱中症を引き起こす条件としては、「環境」「身体」「行動」の要素が考えられます。
・環境:気温が高い、湿度が高い、風が弱い
・身体:高齢者や乳幼児、肥満、二日酔い・寝不足などの体調不良、下痢・発熱などによる脱水症状
・行動:激しい労働・運動、慣れない運動、長時間作業、水分補給しない

とくに、まだ暑さに慣れていないこれからの時期は要注意です。室内にいる場合でも、また極端な高温でなくても、湿度や風の通りの悪さ、体調などの条件が重なると、重症な熱中症が発生する場合もあります。地震や風水害の被災地でも、空調設備の整わない施設で多数の熱中症が発生してきました。自宅にいる場合、ライフラインが停止していなければエアコンなどでの空調管理ができます。もったいないと考えずに早めにコントロールしておくようにしましょう。

気象庁は、毎年4月の第4水曜日から10月の第4水曜日まで「高温注意情報」を発表しています。
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/data/kouon/index.html

また、環境省は、熱中予防情報サイトで暑さ指数(WBGT)による危険度を知らせるマップや熱中症対策のノウハウを掲載した「熱中症予防情報サイト」を立ち上げています。
https://www.wbgt.env.go.jp/

このようなWEBサイトをうまく利用して体調管理に努めましょう。

防災ログ事務局:南部優子


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