今春開始した5Gサービスを活用 放置車両を遠隔撤去する実証実験に成功 防災ニュース

2020年4月28日

4月28日 日本では3月に商用の提供が開始となった第5世代移動通信システム(5G)。5Gサービスは、「超高速」「多数同時接続」「超低遅延」などの特徴が挙げられており、IoTでさまざまな機器がつながっていくと期待されている通信技術です。この5Gを使って災害時の放置車両を遠隔運転で移動させ、災害救援に必要な道路啓開を迅速化させる技術への応用を図る実証実験が北九州市で行われました。

この実証実験は、総務省の「高速移動路において無線区間1ms、End-to-Endで10msの低遅延かつ高信頼な通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討」の一環で行われたものです。実験では、北九州産業学術推進機構の支援のもと、5G基地局を北九州学術研究都市に設置し、5G無線端末を車両と仮設の遠隔操作センターに設置し、無人の車両を遠隔操作センターから運転して移動させるデモ走行が行われました。

実験の結果、5Gによる遠隔制御の有用性を実証できたとし、将来的には、被災していない遠隔地から被災地の放置車両を撤去するなどの応用を想定しているとのことです。車両の操作だけでなく、ドローン操作による遠隔からの現地調査、大量の撮影画像の遠隔処理、動画による解析など、5Gを活用した技術の発展により、さまざまな災害対応への応用が進みそうです。

防災ログ事務局:南部優子


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