【令和2年7月豪雨】水害にあったときにすべきこと 手続・支援情報 防災ニュース

2020年9月17日

9月17日 2020年7月3日から13日にかけ、九州地方を中心とした広い範囲に大きな被害をもたらした「令和2年7月豪雨」から2か月たちました。7月はその後も雨が続きました。長野県や高知県の多いところでは2000ミリを超えるほど。わずか1か月で年間降水量に匹敵するような雨に見舞われました。

雨の影響は東北から九州まで広範囲に及び、死者・行方不明者86名、住宅被害1万8000棟あまりという大きな被害となっています。雨の7月から一転して8月は猛暑となったかと思うと、9月に入ったとたんに大型台風がやってきて、豪雨の傷が癒えないまま気象の変化に翻弄され、本格的な再建に向けてはまだこれからというところもたくさんあるのではないかと思います。こころよりお見舞い申し上げます。

政府(官邸)では、7月豪雨の被災者を対象に、生活や事業の再建に関する支援制度や手続方法などをまとめた「お役立ち情報のページ」を作成しています。

首相官邸「令和2年7月豪雨で被災された皆様へ」
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/ooame202007/info.html

このページでは、次のような情報が紹介されています。
被害にあわれた方はぜひ参考にしてください。

<住まい>
・り災証明書(手続きのコーナーにも記載あり)
・応急仮設住宅、住宅の応急修理
・廃棄物や土砂の撤去
・半壊家屋の解体
・代替交通

<生活資金>
・災害弔慰金
・被災者生活再建支援金
・一時的な生活費の貸付
・税金の納付期限の延長

<事業資金>
・中小、小規模事業者の支援
・農林漁業の支援
・地域の雇用対策

<教育・子育て>
・奨学金などの就学支援
・心のケア

<手続き>
・り災証明書
・土地、建物の権利証を紛失した場合
・運転免許などの有効期間の延長
・運転免許証をなくした場合
・車検証の有効期間の延長

<相談窓口>
・消費生活に関する相談窓口
・法律問題に関する相談窓口

こうした被災者支援については、災害ごとに、被害の状況にあわせて制度が設けられていきますが、基本的な手続きの流れや窓口などは、ほかの災害でも同じようなものになります。
秋の台風シーズンに向けて、被害が起きてしまったらどう動けばよいのかの参考にもなりますので、いまのうちに「自分たちの場合だったら」とシミュレーションしておくことをおすすめします。

防災ログ事務局:南部優子


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