来るべき国難級の災害に備えて2021(防災科研) 防災ニュース

2021年2月8日

2月8日 2021年は東日本大震災から10年という節目を迎えます。この10年のあいだに、豪雨や大型台風など多様な災害が日本を襲い、さらには新型コロナウイルス感染症への対応も迫られるなど、これまでの対策では通用しない事態が次々にやってきました。

防災科研では、研究・開発の成果を社会に役立てていけるよう、毎年成果発表を行っています。今年は新しいスタイルとして、オンライン配信(Zoomウェビナー)と会場参加のハイブリッド方式による当日発表と、ポスターセッションに代わる動画視聴(YouTube)方式で成果発表を行います。昨年度に引き続き、池上彰氏をゲストコメンテーターに迎え、これまでの災害から何を学び、どう行動していけばよいのかを探っていきます。

当日の発表会では、動画視聴の成果発表の中から高評価を得たベスト10を選出し表彰します。
上位の研究者が当日登壇する予定です。お楽しみに!

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テーマ 「来るべき国難級災害に備えて 2021」
日 時 2021年2月10日(水)12:30~16:00
    ※開演30分前の12:00より防災科研の紹介動画を上映しております。ぜひそちらもご視聴ください。
場 所 オンライン(リアル会場:東京国際フォーラム。オンライン:Zoomウェビナー、YouTube Live)
参加費 無料

▼Zoomウェビナーは視聴と質疑応答ができる双方向のオンライン参加となります。(事前申込み必要)
 https://zoom.us/webinar/register/WN_QWHEAbrKT5K5r_HS9VGvuQ

▼YouTube Liveはこちら。(事前申込不要)
 https://youtu.be/_npFE_72LBg
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<Zoomウェビナー主な見どころ>

第1部(12:55~13:55)
研究発表講演

清水慎吾(国家レジリエンス研究推進センター)
 毎年のように発生する豪雨災害の要因とされる線状降水帯の発生を予測し、逃げ遅れを防ぐための実証実験について、実際の豪雨災害での事例をふまえて紹介しています。

鈴木進吾(災害過程研究部門)
 スマートフォンからワンタップで、その場所で予測される揺れと発生確率、ライフラインの支障日数、建物被害などをシミュレーションしてくれる「地震10秒診断」を紹介。画期的な被害想定ツールです。

第2部(13:55~14:15)
研究成果動画ベスト10発表!

※すべての動画はいつでもYouTubeにて視聴できます。
 https://www.bosai.go.jp/info/event/2020/seika/kenkyudoga/index.html

第3部(14:25~15:55)
パネルディスカッション「東北地方太平洋沖地震」の教訓を南海トラフ地震へ

モデレーターに池上彰氏、指定討論者に平田直(首都圏レジリエンス研究推進センター長)と林春男(防災科研理事長)を迎え、国難級の災害とされる南海トラフ地震に備え、東日本大震災を始めとするこれまでの災害からの教訓をどう活かすべきなのかについて語り合っていただきます。

<ウェビナー事前申込み>
https://zoom.us/webinar/register/WN_QWHEAbrKT5K5r_HS9VGvuQ

防災ログ事務局:南部優子


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