私が40年間挑戦した 防災・減災・縮災 の実践的研究とこれから(要約)
関西大学社会安全学部
河田恵昭 氏
<2016年1月13日最終講義>
- 私の人生最大級の出来事
- (1) 大学4年生のとき、北アルプス奥穂高岳で雪渓 を約1200m滑落。こ れ以上続けると絶対 死ぬと考え、山行をや める。それまで、山で 600泊した。青春のほ ぼすべてを山に注ぎ込んでいた。高校時代から 山が好きで好きでたまらなかった。でも、やめた。
- 10年単位の研の節目
- • 20歳代:学部4年、大学院生9年の時代・・・研究の助走期間 • 29歳で、工学博士、助教授、結婚
- • 30歳代:助教授時代・・・実験、観測、数値計算、災害調査 (学術的な防災研究推進、学会活動)
- • 40歳代:若手教授時代・・・国際共同調査・研究時代 (阪神・淡路大震災、実践的な減災研究推進)
- • 50歳代:全国規模の研究プロジェクト推進時代
- • 60歳代:社会安全学部・社会安全研究科創設・初動期 (東日本大震災、国難阻止の縮災研究推進)
- • 70歳代:防災省の創設、首都直下地震と南海トラフ巨大地震 の災害を発災前に迎撃