地域福祉の目で見つめる災害 ~もし自分が家族が災害弱者だったら支援者に何を望みますか~
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン 国内事業部(空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”) 看護師
新谷 絢子 氏
災害により平時から潜在化している地域の社会問題が顕在化する。災害弱者となる人々のニーズは幅広く、特性も多種多様で支援も多岐にわたる。災害を契機に災害弱者に目を向けるのではなく、平時から地域で生活に困難を抱える当事者の存在、ニーズ、地域資源の理解を深め、当事者意識をもち地域福祉に関わる姿勢が減災に繋がり、有事に災害弱者へのアクセス、シームレスな支援に繋がることを実感。また平時から地域社会の構造や社会保障制度、地域に必要なニーズ・資源の把握が、被災地が復興する上で地域のレジリエンス強化を見据えた伴走支援にも繋がるのでは。