伊豆大島に津波避難施設が完成 防災ニュース

2019年2月10日

2月5日 東京 伊豆大島の岡田港に南海トラフ地震による津波に対応するための新ターミナルが完成し、記念式典が行われた。

5階建ての建物には交流スペースやレストラン、売店など一般利用できる施設も入っているが、津波対策として、高さ約13メートルの屋上に津波発生時に観光客などが避難できるよう800平方メートルの広場が設置された。この広場では約1600人が避難できる広さとなっており、水や食料、トイレなども準備されている。

伊豆大島はこれまでも歴史的に大きな津波被害を受けてきた。1703年の元禄関東地震では10メートルの、1923年の関東大震災では12メートルの津波が観測されている。

記念式典に出席した小池知事は「伊豆大島以外の島の港についても津波対策としての避難所の建設を着々と進めていきたい」と語った。


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