東日本大震災から7年 防災ニュース

2018年3月12日

3月11日 東日本大震災から7年

未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生から7年、各地で追悼式が開かれ遺族などが祈りを捧げました。
被災された全ての方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 被災地では一歩ずつ復興が進んでいるものの、最大で47万人と言われた避難者は今なお約7万3千人(2月13日現在)が避難生活を送っており、プレハブ仮設住宅で暮らす被災者は岩手・宮城・福島の3県で約1万3千人に及びます。

岩手・宮城・福島の3県では、復興住宅や住宅用造成地の建設が8~9割完成しているが、1~2割の人が住宅再建という段階に進めずにいる。1995年の阪神淡路大震災では5年で解消したとされる仮設住宅暮らしが、東日本大震災では7年経っても解消の見通しが立っておらず、改めて災害の大きさを実感させられます。

この東日本大震災の被害を上回ると想定されている南海トラフ地震。30年以内の発生確率が80%程度に引き上げられ、気象庁HPでは、「昭和東南海地震及び昭和南海地震が起きてから70年以上が経過しており、南海トラフにおける次の大規模地震の切迫性が高まってきています」と公表しています。

7年前の経験が将来にむけての防災意識を強くする機会となればと思います。


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